お酢ダイエットとは、毎日大さじ1~2杯を食後や食中に飲むだけの簡単ダイエット。その手軽さもあって人気のダイエット法です。
お酢には、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸やたんぱく質を構成するアミノ酸など、60種類以上の有機酸が含まれていて健康や美容に欠かせない食材です。
なにやらとっても体によさそう。でも注意しないと老けて見える原因にもなるんだとか。それではさっそくみていきましょう。
お酢の健康効果。その実力は?
疲れ知らずの体に
私たちが疲れを感じるのは疲労物質である乳酸が体内に残ってしまうのが原因です。お酢に含まれる酢酸やクエン酸はその疲労物質の分解をサポート。また、新陳代謝が活発になるので、手足の冷えの改善も期待できます。
血液のさらさら度アップ
バランスの悪い食生活やストレス、そして加齢。ドロドロの血液は目に見えない分、放置されがちです。お酢には血液をさらさらにしてくれる効果があり、わずか2時間で血液のさらさら度が大幅にアップします。血液がさらさらになると血流がよくなり、肩こり、目の疲れなどが改善されます。
くすみ解消!美肌効果
お酢はビタミンCの吸収を高めてくれ、アミノ酸の一種であるシスチンがシミの原因メラニンから肌を守ります。さらにお酢には血行をよくし、新陳代謝を高める働きがあるので、肌色アップ、くすみ解消など、肌を若々しくキープしてくれます。
むくみよさらば
お酢を摂取すると、体はアルカリ性に変化します。これを察知した腎臓が、せっせと尿を体外へ排出しようとしてくれます。体の中の余分な水分や老廃物を排出するのでむくみの解消につながります。
腸内フローラの改善
お酢に含まれている酢酸や、体内に入って変化したクエン酸は、腸内の悪玉菌の働きを抑えます。さらに腸のぜん動運動が活発になることによって、便秘解消の効果も!
サビから体を守る!抗酸化作用
紫外線、ストレス、食生活。さまざまな要因が体をサビつかせる活性酸素を生みだします。お酢は活性酸素を排出させる強い抗酸化作用を持つため若々しい体を保ってくれるのです。
クエン酸が脂肪をやっつける!
クエン酸は脂肪をエネルギーに変換するクエン酸回路を正常にする働きがあるため、脂肪がスムーズにエネルギーに変換されます。摂りすぎた脂質が効率良く消費されるので、ダイエット効果が期待できるのです!
アミノ酸も脂肪をやっつける!
お酢にはアミノ酸もたっぷり。アミノ酸を摂取すると体内で脂肪燃焼酵素が増え、脂肪をつきにくくしたり、脂肪の分解を促進する働きがあります。
でも残念ながらアミノ酸を摂取するだけでは脂肪は消費されません。適度な運動(有酸素運動)を心がけて!
血糖値の上昇をおだやかにする
お酢を使った料理は胃から腸への移動をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇をおさえます。
こんなに素敵なお酢にもリスクが
おいしいお酢は疑ってみる
黒酢やリンゴ酢など特に市販の薄めないお酢ドリンクには過剰な糖分が入っているものも。ダイエットどころか糖分の摂りすぎになることもあるので注意!
取り過ぎは歯に悪影響も
お酢の「酸」には歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう副作用があります。飲んだ後、そのまま口の中を放置しておくと大変なことに!
歯が黄色くなったり、知覚過敏になったり、ダイエットどころではなくなってしまいます。お酢を飲んだら水やお茶ですぐに中和。口をゆすぐように飲むのが効果的です。
歯のエナメル質が黄色くなると5歳は老けて見えると言われてますので注意が必要です。
空腹時は避ける
朝起きてすぐや空腹時にお酢を飲むと、胃腸などが荒れてしまう可能性があります。食事中や食後など、胃がからっぽでない時に飲みましょう。
飲みやすい濃さにする
希釈せずにそのまま飲むのは危険です。強い酸の影響で口の中や食道、胃の粘膜などを傷めてしまいます。
おいしく飲みたい!おススメレシピ
トマトジュース+お酢
トマトジュースが苦手な人にもおすすめ。お酢のすっぱさで、なぜか飲みやすくなります。米酢で作ればカルパッチョ風に!?
豆乳+はちみつ+お酢
牛乳で作るより100%の豆乳で作ると、とろみがつき、コクがアップ。豆乳が苦手な人にもおすすめの飲み方。イソフラボンもたっぷり補給。
オレンジジュース+お酢
オレンジジュースのすっぱさが増したような、爽やかさを味わえます。でもオレンジジュースには糖分が多いので飲みすぎ注意!
ホットで
冷え性の方は、基礎代謝が低くヤセにくい体になっています。寝る前のホット酢ドリンクで体を温めるのもいいでしょう。
お酢ダイエットは手軽ですが糖分の摂りすぎや、歯の健康には十分ご注意ください。